2010年7月24日土曜日

Apr, 2000.マリンビーチ(サイパン)で焚き火塾




焚き火番カシラが報告します。


4月の29日は焚き火塾を代表して、野外料理のトライアルに出掛けたのでした。

 







場所はマリンビーチといい、地元でも限られた人しか行かないところ。ラウラウビーチにいくときにダートに入る箇所があるのをご存知でしょう。あそこを反対側に(左側に)折れてずっと行くのです。

ここは今、綺麗に整備されて、コンクリート建ての休憩所も作られ、バーベキューグリルも一般に開放されています。

サイパンの鉈は刀の形⇒
 


参加者の中には、途中で藪に入り込み、枯れ木を立ち木の状態と言うか、根っこからてっぺんの枝まであるものを、そのままバンに積み込んで到着するという大胆な行動もあったり、かまどの通風にはちょうどよい風があって、火を熾すには絶好の環境でした。










そうそう、みなさんに相談無く導入してしまったものがあります。「チャッカマン」です。言ってみればピストル式の長い百円ライターですが、グリルが固定されている状況で使うには必要だと思います。

これは使える!








固定されたグリルが邪魔で薪を追加しにくい状況で、ある程度火を熾すのに、小枝レベルまでの薪は予め組んでおき、そこにチャッカマンの先を突っ込んで点火しました。
熾きた火は、30センチから50センチの高さで燃え続け、火をくべたり、鍋を混ぜようとしたりすると、前腕の体毛が焦げるくらいガンガンのファイアーでした。
 (私の腕の体毛はなぜか燃えませんでした。そう思ってよくみると、なにか濃くなっているような気がして・・・。野性路線への回帰をしはじめたら、体は野獣路線になってしまうのか少し心配です)。
この日試験をしたかったのは、焚き火でお湯が湧かせるか、鍋の煮込みがどのくらいで出来るか、ということでした。


  それなのに、火をくべるのに夢中になり、鍋の蓋を開けたのは30分経ってからになってしまいました。でもその時は、すでに煮詰まってしまい、水かさが3分の1は減っていたので、沸騰は5分、調理に5分というところかなと想像しています。詳しい料理の内容は別にレポートがでる予定ですが、「鮭汁うどん煮込み」と「さいころステーキ」でした。

  さて出来あがった料理をガシガシというかワシワシと平らげ、海へ行きます。我ら焚き火塾が他と違うのは、水に入るところです。火・水・木(ひ、みず、き)と語呂合わせができて曜日みたいですが、違うのは金(かね)と続かないところです。トホホ。



リーフラインのすぐそばにあります

実はこのビーチ、特徴的なのは、リーフライン(白波の立っているところ)が浜辺から近く、最短のところは岸から15メートルで外洋なのです。休憩所から左手に見える岬がありますが、そこの端を回りこむと、なんとそこは滝壷のようなタイドプールがあるのです。ちょっと見た目にはわかりません。 水深2メートル、横30メートル×奥行き15メートルといった大きさで、上から見るとひょうたん型のクビから先がすでに外洋です。潜ると深い川の淵のようで、下にきっと何かいる!って予感させるのですな、これが。
  この日は波が高く2メートルはあったかもしれません。こんなに近くで見るとさらに迫力があり、びびるところです。しかしそこにはなぁんと、オーバーハングした岩から1本のロープが・・・。



気がついたら、ぶら下がっていました。
・・・・・おおっ!

そして、そこへ飛び込んでしまう癖がでました。実はここは昔、来たことがあったのですが、その後ゴルフ場開発で整地されたため、道を忘れてしまっていたので久しぶりでした。そのころは、ロープは電車のつり革のように、オーバーハングした岩の下を長くでていました。このタイドプールに必ずといっていいほどタテジマキンチャクダイの幼魚(あの渦巻き模様)がいました。
この日のコンディションは、飛び込むとサイダーの瓶の中に飛び込んだように、綺麗な白い泡だらけで、魚をみるどころではありませんでした・・・・・が。


  何かに憑りつかれたようにして飛び込んだ私は、波の力を感じて気持ち良かったです。
”ターザン御用達の風呂?”⇒
今度は命綱を腰に巻いて入ろうかなと思っています。まぁ、ここでなくとも正面ビーチに、ぽっかりと珊瑚が抜けたような、安心なタイドプールもあります。岩礁に近いだけあって、スズメダイやシチセンとかがいます。


←お子様用のタイドプール

シャローウォーターのフォト三昧ができますなんて言いすぎかな。今回は、20センチぐらいのウツボをいっぱい見ました。半日かけて海で遊ぶ、これで良いのです。


  午前1ダイブとか、午後1ダイブとかいうのは、こういう遊び方が原型なのかもしれません。


次は石狩鍋かな~?

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